Column
コラム
2024年7月
2024/07/24
メンテナス・レジリエンス TOKYO 2024 特別オンライン展
TIS千代田システムズは2024年7月24日(水) ~ 26日(金) に東京ビッグサイトにて開催されたメンテナンス・レジリエンス TOKYO 2024 ~プラントメンテナンスショー~ に出展しました。
メンテナンス・レジリエンスは製造業・土木業のメンテナンスと設備の維持管理・保全に特化した展示会です。
弊社ブースでは工場・プラントの維持管理、保全をサポートするソリューションを3つご紹介いたしました。
こちらの特別オンライン展では各展示内容についてご紹介させて頂きます。
Dynamic Flow Navi®
プラントのバイブル「P&ID」活用していますか?
デジタル化したP&IDで保全作業や設計の効率化を実現
こんなお客様の業務効率化に貢献します!
■O&Mを行っている国内のエネルギー、石化、化学プラントのオーナ企業様
■EPC或いはO&Mを行っているエンジニアリング会社様
■電力会社様や、重工業メーカー様、金属メーカー様
■その他、複雑な系統を持つプラント・工場をお持ちの企業様
例:水処理プラント、医薬品製造工場、飲料品製造工場等々
ご利用シーンの一例
■流体経路シミュレーションによる設計・非定常作業の事前チェック
インテリジェントP&ID※上で流体経路のシミュレーションが可能です。紙のP&IDを手作業でトレースする手間なく、設計のチェックや非定常作業の事前シミュレーションが行なえるようになり業務効率化が図れます。若手社員の教育にご利用いただくのも効果的です。
※P&ID:配管・計装図面。Piping & Instrument Diagramの略。
■保全工事計画
プラントの保全工事で必須となるアイソレーション(縁切り)を効率的に計画できるよう、仕切板の取付位置を自動提案。過去のトラブル情報・ヒヤリハット情報なども確認しながら、作業時に注意すべきポイントをP&ID上に登録できます。
仕切板取付位置や注意ポイントなどが明記された作業指示書を簡単に出力できるため、保全工事担当社の負担を大幅に軽減します。
■プロセス設計業務
プロセス設計時に、バルブ開閉や機器のオンオフのステップ毎に、フローが意図した状態になっているかを色付けされた画面で確認でき、出力できるので色塗りフロー作業などの時間を大幅に短縮できます。
オンラインセミナー開催決定!!
メンテナンス・レジリエンス TOKYO 2024 ~プラントメンテナンスショー~ 出展を記念して、保全業務の効率化に焦点を当てたオンラインセミナーを開催いたします!
開催概要
名称 | 保全業務の効率化進んでいますか? ~ デジタル化したP&IDで保全作業の効率化を強力サポート! ~ |
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開催日 | 2024年9月19日(木) 14:00~15:00 | |
開催方法 |
ZOOMによるオンラインセミナー ※参加者の皆様のお顔出しはございません。 |
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お申込 |
お申し込みは終了しました |
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参加費 |
無料 |
AVEVA™ PI System™ & AVEVA™ Predictive Analytics
工場の様々な生産設備データを長期保存・一元管理
AI/MLによる予知保全(兆候検知、要因分析)を実現
こんなお客様の業務効率化に貢献します!
■機器・設備の膨大な量のリアルタイムデータを長期保管・一元管理したい
■稼働状況を可視化することで、どこからでも状態を把握したい
■蓄積したデータを利活用したい、予知保全に役立てたい
ご利用シーンの一例
■複数工場のデータをまとめて"見える化"し、生産資源の配分を実施
モニタリングツール「PI Vision」やサードパーティの分析ツールを使って、日々変化する複数工場の稼働状況や、品質のゆらぎ等をまとめて可視化できます。ダッシュボードにより情報をビジュアライズすることで、経営層が生産拠点や生産体制を最適化するための意思決定のスピード化にも役立ちます。
■設備停止の予兆となるパターンを解析し、生産ロスを先回りで防止
設備停止インシデントの発生直前のデータを分析することで、停止の予兆となる変化パターンを推測できます。設備が稼働中に、この予兆のパターンが検知された場合、管理者にアラートで知らせるといった活用も可能です。生産現場が日々の業務に追われ、データ分析に時間をかける余裕がないようなケースでも、停止を未然に防ぐ対策を高精度で施すことができます。
Primavera P6 / Primavera Cloud
タスクとリソース(人員/機材/場所)を連動したスケジュール管理を
一元化することでプロジェクト進捗が見通せます
こんなお客様の業務効率化に貢献します!
■エンジニアリング業、建設業、工事・施工業、保全・メンテナンス業を行う企業様
■スケジュール管理、進捗管理、リソース管理などのプロジェクト管理業務を実施されるご担当様
【P6】海外施主や海外プロジェクトの要請により、グローバル標準のスケジュール管理ソリューションをご検討の企業様
【Cloud】スケジュール作成時や変更時のリスクアセスメントを検討中の企業様
ご利用シーンの一例
設計(E)、調達(P)、建設・工事(C)、保全・メンテナンス(O&M)の業務において、計画フェーズにおけるスケジューリングやリソースの最適配置をサポート。プロジェクト遂行中の進捗状況を分析し把握し、適切な意思決定を支援します。
カテゴリ:オンライン展示会
2024/07/10
DCMA14ポイント ~ スケジュール構築の評価方法
2005年、アメリカ国防契約管理局(DCMA)は、国防総省が抱える膨大な量の契約とスケジュールの評価を支援するために、工程評価の14項目をDCMA 14-POINT Schedule Assessmentとして策定、公開しました。
後年、この工程評価14項目は「DCMA 14ポイント」としてプロジェクトマネジメントの現場で広範囲に使用されるガイドラインとなり、Primavera P6などのスケジュールツールにもチェック機能として実装されています。
日本では馴染みが薄く、日本語でわかりやすく解説した情報が少ないため、弊社コンサルタントによる解説を公開いたしました。
プロジェクトの種類や規模を問わず、スケジュール作成時に留意するべきポイントが示されていますので、ぜひ「DCMA14ポイント」をスケジュール構築の評価にご活用ください。
より適切なスケジュール構築のため、合わせてこちらもご参照ください。
企業としてのプロジェクト管理の仕組み作り(5) ~工程管理編~ (クリティカルパス・メソッド解説)
①ロジックの確認 (Checking the Logic)
ネットワークスケジュールのロジック(リンク)が途中で切れていないか。
もしロジックが切れていてネットワークが完全ではない場合は、クリティカルパスの妥当性が低くなる。
② リードの調査 (Looking for Leads)
負のラグは「リードタイム」と呼ばれる。
負のラグはあらゆる種類の問題を引き起こす可能性があり、また紛らわしくなりがちである。負のラグはないのが望ましい。
③ ラグの調査 (Looking for Lags)
DCMAは正のラグになると少し寛容であるが、ここではスケジュール作成におけるラグの使用を最小限に抑えることを目標にする。
ラグを持つリレーションシップを全体の5%以内とすることが目標である。
④ 正しいリレーションシップタイプ (The Right Relationship Types)
P6などのスケジューリングソフトウェアは4つのリレーションシップタイプをサポートしている。
しかしStart to Start (SS) などFinish to Start (FS) 以外を多用するスケジュール計画は最適ではなく、DCMAではスケジュールの90%以上をFinish to Start (FS) で計画するべきであるとされている。
⑤ 強制制約について (How 'bout those Hard Constraints)
強制制約はロジックに影響し、スケジュールロジックを無効にする。
DCMAでは、強制制約はすべての制約アクティビティの5%以内にすべきといている。
⑥ 総フロートの長さ (Rein-in your Total Float)
総フロートは44稼働日を限界とする。
とても長いフロートを持つアクティビティは正しくロジックが組まれていない可能性があり、クリティカルパスを崩壊させる原因となる。
⑦ 負のフロートはあってはならない (Negative Float is Never Good)
DCMAでは負のフロートはあってはならないといている。
ある場合は文書化したキャッチアップ計画が必要となる。
⑧ 所要期間の長いアクティビティは分解する (Break Down Those Long Durations)
所要期間が2ヶ月を超えるアクティビティは長すぎるとし、一連の短いアクティビティに分解する。
また、長い所要期間のアクティビティは全アクティビティの5%以内に制限する。
⑨ 無効な日付を確認する (Check for Invalid Dates)
実績の日付が計算日(Data Date)より将来にあってはならない。
逆に今後のアクティビティの予測日付(未来の日付)が計算日(Data Date)より過去にあってはならない。
Primavera P6 はこのような状態を許容しないが、どのソフトウェアで作成されたスケジュールに対してもこのチェックは適用される。
⑩ リソースとコストを山積みする(Load it up with resoures and costs)
DCMAでは、リソースとコストが山積みされたスケジュールを好む。
有効なアクティビティは全て対象とする。
⑪ アクティビティの遅れを無くす (Subvert Activity Slippage)
誰でも納期は守りたい。ここでは、ベースラインと比較して遅れて終了したアクティビティ数を確認する。
プロジェクトが時間通りに完了するかを確認するための包括的なチェックとなる。
⑫ クリティカルパスの正当性 (Critical Path Integrity)
良いロジックによる流動性を確認し、スケジュールにおけるクリティカルパスの正当性をチェックする。
DCMAでは、(クリティカルパス上のアクティビティの所要期間を極端に長くしてみるなど)スケジュールの遅れにより、プロジェクト完了日が同じように遅れるかをチェックする。
⑬ CPLI (Critical Path Length Index)
プロジェクトの「クリティカルパスの長さ」と「プロジェクト総フロート」を加算したものを「クリティカルパスの長さ」で割り、比率を計算する。
計算結果が100%になることが良く、95%未満は失格とする。
⑭ BEI (Baseline Execution Index)
ベースライン実行指数(BEI)は、「完了したアクティビティ数」を「ベースライン上で完了しているべきアクティビティ数」で割り、比率を計算する。
計算結果が100%になることが良く、95%未満は失格とする
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カテゴリ:プロジェクトマネジメント