Service & Solution

サービス・ソリューション

Contruent Enterprise
標準トレーニング

目的

本トレーニングではEarned Value Managementの基本を学んでいただきます。ベースライン予算作成から、毎月の実績取込み、パフォーマンス分析とEACの見直し、レポート出力までの一連の流れを、「Contruent Enterprise」のコスト管理機能を通して習得していただきます。

目標

ご受講者が「Contruent Enterpriseの基本的な用語と画面構成、およびEarned Value Managementの流れを理解し、一通りの操作ができる」ことが目標です。

受講対象者

  • プロジェクトのベースライン作成を担当する方
  • 毎月の進捗更新とレポート出力を担当する方
  • プロジェクトメンバーとしてContruent Enterpriseの操作を担当する方
  • 実行予算と変更データの管理を担当する方
  • プロジェクトの進捗報告の内容を理解する必要のある方

カリキュラム概要

1. Earned Valueの概要

  • EVMとは/EVM実践の流れ

2. Contruent Enterpriseの基礎

Contruent Enterpriseの画面構成、メニュー構造、共通する操作方法、データ管理のコンセプトを理解します。

  • ログイン、Admin、Enterpriseメニュー/Contruent Enterpriseのモジュールと画面構成
  • Projectの操作および共通操作(Reporting Periodの概念、GroupsとMasking、Reports、Import/Export)

3. ベースライン作成の準備~プロジェクトの設定

ベースライン予算作成の前準備としてプロジェクトの基本情報を登録します。

  • プロジェクトの登録と初期設定/通貨(Currencies)、費目(Control Elements)の設定/グループ(Groups)とマスキング(Masking)

4. ベースライン計画作成

積算データをもとに実行予算に集計していきます。集計した実行予算とスケジュール情報を統合してベースラインのSカーブを出力します。

  • Control Accountの作成と実行予算の集計/出来高測定基準の設定(Progress Tasks)
  • ベースラインスケジュール(日程)の取込みと時分割(Time Phasing)、キャッシュフロー、レポート出力(S-Curve、Cost and Comparison Detail)

5. 実績の取込み

実績コストの種類、会計システムからContruent Enterpriseへの取込み方法を学習します。

  • 実績コストの種類と呼称~ActualとOpen Commitment、Total Commitment/Actualの捉え方(検収基準、請求書受領基準、現金支払基準)
  • Ledger Accounts/Elements~会計システムとの関係(制度会計vs 管理会計)/実績コスト取り込み前のバックアップ(ArchiveとClose Period)/実績コストデータ、出来高データの取込み

6. 変更データの管理

変更データの管理要素と登録、予算やEACへの反映方法を学習します。

  • 変更管理の手順概要/変更データの記録と反映(Change Orders、Change Status、Change Varieties)/Change関連レポート(Change Management Summary)

7. Earned Valueの算出とパフォーマンス指標

完了出来高のEarned Valueおよびパフォーマンス指標への換算方法、評価方法を学習します。

  • 進捗とEarned Valueの関係/進捗の様々な測定方法(Percent Complete Methods)
  • 進捗の取込みとEarned Valueおよび各種パフォーマンス指標の算出/進捗レポートの出力/差異分析(Variance Analysis)

8. 今後予想(EACの算出)

パフォーマンスを踏まえたEAC計算、また最新見通しのデータ更新までの手順を学習します。

  • 今後予想の考え方~EAC計算オプション(Σ)、Progress Updateレポートをつかった方法/最新スケジュールの取り込み、EAC計算、Sカーブの更新

9. レポート出力

実績や今後見通しの更新を終えたレポート出力の方法を学習します。

  • Time Phased Data Histogram And S Curve、Performance Index Curve、Executive Summaryなど

開催概要

  • 受講者は講師説明のもと弊社オリジナル・テキストを参照しながら、エンジニアリング業界向けのEPCプロジェクトのシナリオを用い、Contruent Enterpriseの操作を学習します
  • ご要望日程に合わせ、弊社セミナールームご来場、またはお客様先出張による集合研修にて開催しております
  • 1開催につき受講人数は最大5名を基本としております。5名を超える受講のご希望は別途ご相談となります
  • 6時間×3日間、合計18時間の開催となります

お問い合わせ

 TIS千代田システムズ株式会社 

関連リンク

Contruent Enterprise

Contruent Enterpriseは、建設や工事など個々のプロジェクトごとに、管理会計ベースでのコスト管理を可能とするソリューション製品です。ERPなどの社内システムから集約したデータを集計し、将来発生が見込まれるコストを反映した、高精度な損益予測を実現。プロジェクトコストの見える化で、不採算案件の早期発見・対策にも貢献します。
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